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図解ニッポン住宅建築 建築家の空間を読む
本書では,建築家の創造した空間や設計のアイデアを,事例を通じて知ることができるようになっています.1950年代から現在までに建築家が設計した住宅建築59作品の空間がどのようにしてつくられたのかということを図面やイラストを使って具体的に説明しています.事例研究のアーカイブとして利用すれば,設計をする際の考えるきっかけとなります.また,歴史に沿ってはじめから読む,気になる作品をピックアップして読む,という具合に2通りの読み方を楽しむこともできます.
本書は,効率よく事例研究を行えるように工夫されています.
まず,
住宅建築の知っておくべき事例として50年代から現在までに設計された代表的な住宅作品を年代ごとに並べるとともに,建築家のデザインした住宅建築の歴史的変遷をその時代背景とともに概観できるようにしました.
次に,各作品の空間特性を,「外に開こう」「中庭をつくろう」「環境に溶けこもう」「都市に住もう」「曖昧につなげよう」「ボリュームで考えよう」「領域を分けよう」「生活から組み立てよう」「造形にこだわろう」という9つに分類し,関連する作品を容易に参照できるようになっています.
さらに,文章だけではなく,図面やイラストを活用し,視覚的に作品の内容が理解できるようになっています.見開き1ページにひとつの住宅を載せるという見やすい紙面構成となっています.
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<書評など>
『住宅建築』(2008年12月号,建築資料研究社)
『建築士』(2008年9月号,日本建築士会連合会)
『日経アーキテクチュア』(2008年4月14日号,日経BP)
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