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<ミマモリ>をシェアする家
例えば郊外住宅地の10年後について考えてみる。
今回対象となっている敷地が1970年代に開発されたとして、初期に入居した第一世代は2014年現在でおおよそ60歳から70歳になる。10年後にはみんな後期高齢者だ。アクティブシニアとして生活を満喫している人もいれば、日々の暮らしにいろいろと不都合が生じている人もいるだろう。場合によっては子世帯に家を譲って田舎暮らしをしているかもしれない。
ある程度限られた層が暮らす場としての郊外住宅地は終焉を迎え、入れ替わりで入った新しい家族の割合が増え、多様な世代の多様な価値観が同じ地域に共存する状況は加速するだろう。その一方で、少子化傾向に歯止めがかかることは期待できない。30代から40代の働き盛りの親たちは、子育てと親の介護という2つの大きな役割を担うことになる。経済的負担も大きいことに加え、子育てしながら働く環境も整いつつあることから、共働きになるケースが多いだろう。
そう考えると、こどもたちや高齢者をどのように見守っていくのか、ということが大きな問題として浮上してくる。そこで、働き盛りの親世代だけではなく、おじいちゃん、おばあちゃん、ご近所を含めた地域の人びと、そして成長したこどもたちを巻き込んで見守りをシェアするという発想が有効性をもつようになるだろう。互いに適度な距離を保ちながらも境界を越えてつながりあえる、そんな<ミマモリ>のカタチをシェアできないだろうか。
みんなが互いに<ミマモリ>ながら安心して暮らせる町づくりにつながる。テクノストラクチャーのフレキシビリティは、そんな<ミマモリ>を支える骨格としての役割を担う。 例えば郊外住宅地の10年後について考えてみる。
今回対象となっている敷地が1970年代に開発されたとして、初期に入居した第一世代は2014年現在でおおよそ60歳から70歳になる。10年後にはみんな後期高齢者だ。アクティブシニアとして生活を満喫している人もいれば、日々の暮らしにいろいろと不都合が生じている人もいるだろう。場合によっては子世帯に家を譲って田舎暮らしをしているかもしれない。
ある程度限られた層が暮らす場としての郊外住宅地は終焉を迎え、入れ替わりで入った新しい家族の割合が増え、多様な世代の多様な価値観が同じ地域に共存する状況は加速するだろう。その一方で、少子化傾向に歯止めがかかることは期待できない。30代から40代の働き盛りの親たちは、子育てと親の介護という2つの大きな役割を担うことになる。経済的負担も大きいことに加え、子育てしながら働く環境も整いつつあることから、共働きになるケースが多いだろう。
そう考えると、こどもたちや高齢者をどのように見守っていくのか、ということが大きな問題として浮上してくる。そこで、働き盛りの親世代だけではなく、おじいちゃん、おばあちゃん、ご近所を含めた地域の人びと、そして成長したこどもたちを巻き込んで見守りをシェアするという発想が有効性をもつようになるだろう。互いに適度な距離を保ちながらも境界を越えてつながりあえる、そんな<ミマモリ>のカタチをシェアできないだろうか。
みんなが互いに<ミマモリ>ながら安心して暮らせる町づくりにつながる。テクノストラクチャーのフレキシビリティは、そんな<ミマモリ>を支える骨格としての役割を担う。
※この作品は、第1回テクノストラクチャー住宅設計コンペティション(2014)にて佳作となりました。
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