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ウズラボのおしごと2015

 
 

ともにわ長屋

古き良き時代の伝統的な長屋の住まいには、豊かで魅力的な人間関係が形成されていたと言われている。当時とは事情が異なる現代において、すでに失われてしまった長屋の関係性を再構築するのは難しい。しかし、現代社会に適した新しい関係性の構築は可能ではないだろうか。そのきっかけとして、隣人と共用できる前庭という仕掛けを考えた。
この計画は、大阪市阿倍野区にある4棟長屋のうち2棟に耐震シェルターを設置して改修するものである。
既存の状態で、すべての柱と壁が床から天井までの間で10cmほど東側に傾いていた。この傾きを完全に立て起こすのは不可能であり、傾きを維持したまま耐震改修する必要に迫られた。そこで改修対象となる2棟にそれぞれ耐震シェルターを設置し、大地震による倒壊時でも人命を守り、避難経路が確保できるように計画した。
そのうえでそれぞれの玄関前にあった前庭の界壁を取り除き、隣人同士がともに利用できるような共用庭を設けた。また、奥の庭と前庭を接続するために、鴨居の高さを上端とする杉板仕上げの壁を南北に貫くように配置した。この杉板の壁に光が反射し、内部空間が明るく照らされる。これは、大阪長屋がもつ空間構成のポテンシャルをより積極的に呼び覚ます仕掛けとなるだろう。
なお、このプロジェクトの基本計画は、大阪市立大学小池研究室の学生と協働でおこなった。


tomo01
玄関の様子

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2棟がつながる共用庭の様子

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玄関から奥の庭まで見通せる

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木製の耐震シェルターが入った内部空間の様子

tomo05
耐震シェルターの中は寝室となる


(写真撮影:多田ユウコ)

※この作品は『JA103 AUTUMN 2016 まちのはじまり』に掲載されました。



 


 

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