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ウズラボのおしごと2009

 
 

スキ間に住まう

紀州材によって組まれた架構の意匠的な美しさを感じられる空間,その架構が生み出す<スキ間>に住まうことを提案する.

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主な柱は,2本で1組として,その隙間で梁間方向の横架材を受ける.2本の柱で横架材を挟みこむため材を容易にジョイントすることができ,住みながらにして空間を変化させることを可能にした.将来的な改築にも容易に対応できるため,手を入れる際のコストダウンを図ることもできる.また,構造体によって作り出される架構は,意匠的に紀州材の魅力を美しく引き出すことになる.

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1階には土間を設け,外部空間との連続性をもたせた.そのうえ,緑化された地面に視線が向くように,土間の開口部は床から1300mmの高さとした.

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また,各室をスキップフロアとし,それらを吹抜でつなぐような空間構成となっている.空間の連続性を高め,家族の一体感を得られるように意図した.とはいえ,スキップフロアのため視線はずらされ,各室の個別性は確保されている.

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敷地内および屋上やテラスにおいて積極的な緑化をおこない,環境負荷の軽減を図った.また,これらの緑化された空間とのつながりを意識して開口部や吹抜を設け,床面積以上の空間的拡がりを生み出すようにした.延床面積を抑えても狭さを感じることがなく住まうことができる.
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昨今の住宅は,機密性を重視して,隙間をすべて埋めてしまっている.隙間を埋めるためには,空間を小さく囲い込むことが有効である.これは形骸化が叫ばれつつも横行する個室重視のn-LDKという枠組みと親和する.プランの固定化は改善されることなく,住み手の生活は住宅という器に縛られたままである.そこで,今回の提案では隙間を積極的に作り出すことにした.隙間ができることで,空間の自由度が高まり,住み手の要求に応えることができるのではないだろうか.隙間を活用することで,好きに住まうことができ,数寄を凝らすこともできる.このような<スキ間>のある紀州材の住まいを提案する.

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なお,この作品は紀州材の家設計コンペ(主催:紀州木材緑友会)において入選を受賞した.



 


 

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